釣りチチ 渚のここが面白い!感想・評価
常に魚の「命」と向き合うこともあって、全般的にストイックな雰囲気が漂う「釣り」ですが、その重さが良いという方がいる中で、漫画作品の中ぐらいはもっと軽く楽しみたいと考える方もいたりします。
そんな緩い系釣り漫画好きにとって本作は非常にマッチしたものだと言えるでしょう。
「釣りチチ」とタイトルから言っているように、巨乳で可愛い女の子が沢山出てきますし、主人公の芯太も女の子も凝視し過ぎて超警戒されたりするような、どこか「昭和」を思わせるようなオープンなスケベですので、必然的に作品の雰囲気はギスギスしないエッチな感じになっていきます。
お色気シーンがふんだんに盛り込まれつつも、あまりどぎつくはならないように配慮されているので、ほんわかと楽しく読んでいくこともできますし、ムチャクチャな展開が連続しつつも、フィッシングの面白さやワクワク感などのポイントはしっかり押さえており、釣り漫画としてもしっかりしていますので、内容の濃さを味わうことができますね。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム: 優騎
釣りチチ渚です。
魚芽芯太は冴えない残念な高校生です。江の島高校に彼は転校することになります。
そこで不思議な女性に助けられます。それは深海渚でした。何故か1年留年している彼女。
でも美人で巨乳の長い黒髪のミステリアスな女性。不良の風貌をしていますが、釣り部の部長をやってました。
縁があって芯太は釣り部に行くことになります。そして釣り等経験したことが無かったのに悪戦苦闘します。
しかし、何とか初めて魚を釣ることができました。クロダイをゲットします。釣った時の嬉しさと魚の描写がなかなかです。
その後芯太は渚達と共に釣り甲子園に挑むことになるのです…。
舞台が江の島や湘南が出てきます。自分も行ったことがありますが、海と風の街で良く描写や雰囲気がしっかり再現されているなと思いました。
釣りも一見コミカルだけど釣ろうとする仕掛けや情熱はなかなか迫力があり面白いです。
そしてキャラクター達が個性的です。不良の渚も食べ物は焼きそばパンとコーヒー牛乳。
これを食べれないとテンションも下がり凹むギャップが可愛くて笑いが止まりません。ライバルの茜も秘めた過去がありなかなか深いです。
釣りの面白さ楽しさが集約されている。見終わった後は釣りに行きたいとリアルで思わせてくれます。終了しましたが今でも面白い作品だと思います。
また何らかの形でスピンオフとかして欲しいと個人的には思います。釣りチチ渚。1回読んでみてください。面白くて嵌ります。
釣り好きでもそうでない方でも読んでもらいたい作品です。読めば良さがきっとわかります!
●ペンネーム: しらたま
この作品のすごいところは、最初から自分のことをイケメンだけどモテない、理由はむっつりすけべだからだと自分のことを分析しすぎている男子の心の声から始まるところ。
たくさん漫画を読んできましたが、こんな始まりは初めてだったので斬新で面白かったです。
そして電車に乗られながら、釣り人を発見し、それが女だと瞬時にわかるイケメンくん。
そしてバシュッとそれはそれは勢いよく釣りあげる勇ましさにほれぼれします。
そして大きい魚を釣ったにもかかわらず、自称イケメンむっつり男子が飛びついたのは「乳」。
まさに音速でタイトルを収束した瞬間でした。釣った瞬間に飛び散るボタンまで見逃さないとはまさに自称むっつりなだけあります。
しかし電車を降りる時に鼻血まみれな男子のそのまぬけな姿に思わずふいてしまいました。
そしてなんといっても面白いのが、釣り部に勧誘しようとする可愛い女子の名前が「しらす」で、勧誘したいがためにテストの名前欄にカーボンを設置しているというやり手すぎるところ。
なんという根性。もう面白すぎてお腹を抱えて笑ってしまいました。
●ペンネーム: オレンジケーブル
主人公の男子高校生「魚芽芯太」はイケメンだけどムッツリスケベ。
そんな彼が巨乳女子高生の釣りガールにまんまと釣られて「釣り部」に入部というところまでは簡単に予想できましたが、そこから先の展開が面白かったですね。
タイトルにもなっている「釣りチチ・深海渚」が言っていた「エロは釣りに向いている」という意味深なセリフ。それはムッツリスケベが持つ妄想力をフル活用して、海の中の様子を脳裏に強く描きながら釣りが出来るという意味だったのです!
いや、まあ実際の所は分からないですけど、漫画の中ではとても説得力が感じられるこの「絶対妄想」という能力。巨乳・可憐な美少女達がたくさん登場するのがこの作品の大きな魅力だと思いますが、そうしたエロと釣りを上手く繋げていて感心しました。
全体的にコメディ調ですし絵も綺麗なので、軽い気持ちでスラスラ読めます。
釣りが好きでヒロインの見た目が好みであればきっと楽しんでもらえる一作だと思います。