あしょんでよッ ~うちの犬ログ~
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
飼い主さんとワンちゃんのゆったりとした日常を描いています。
ワンちゃんの表情変化が多くて喜怒哀楽が分かりやすくて良いですしかわいいです。
それにワンちゃんは喋る事はないのですが、コマの中に今どう思ってるっていう感情やあれがしたいこれがしたいと思っている事が書いてあるのが、表現が分かりやすくていい味を出してますね。
飼い主の事を「とーたん」とか外の事を「おしょと」とか水の事を「みじゅ」など砕けた感じで言ってる感じはもう狙ってるくらいかわいいです。
飼い主さんもワンちゃんを溺愛していて本当に微笑ましいです。
時々身勝手になってしまいますがあんな愛くるしい姿を見せたら許しますし絶対また甘やかすに決まっています。
ワンちゃんも飼い主さんに甘えている姿はとてもかわいくて、一緒に遊んでいる姿は癒されます。
これからも日常は続いていきますがどうかもっと癒して欲しいです。本当に読んでいるだけで癒される最高の作品だと思います。
動物のお医者さん
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
タイトルからして、シリアスな医療系漫画かと思いましたが、実際はシュールで個性的な登場人物やそこかしこに出てくるユーモアがやみつきになりました。
出てくる動物たちがリアルなタッチで描かれる反面、どこか人間味のある行動や表情を見せるのも可愛らしく感じました。
一話完結型のストーリー展開も読みやすく、また医学的知識が無くてもストーリーの中で登場人物とともに学んでいくような感覚で楽しめ、ちょっとした豆知識的な情報も得られて得をした気分にもなりました。
登場人物たちはそれぞれ個性的でありながら割とドライだったり、実際にいそうな人物像という点でも、本当にこんな大学生活なら楽しいだろうなーと自分に重ね合わせたりもしました。
何より、動物病院という場所を中心にたくさんの動物たちの面白おかしい姿やその動物ならではの特徴をストーリーに盛り込んで進むのが楽しく、時に感動もあり、何度読み返しても飽きませんでした。
どちらかというと、人間よりも動物たちの個性が光る、独特な世界観がこの漫画の魅力です。
賢い犬リリエンタール
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
超人的な力や魔術を見ることができるのが創作作品の面白いところですが、フィクションにおいてもワンちゃんたちは、思ってもみなかったほどの力を発揮し、飼い主を助けてくれることが多いですね。
兄妹の「弟」としてやってきたリリエンタール君もまさにそうした「一人」です。
何しろ物凄く知能が高く自由に人の言葉を話せる上、その能力を鼻にかけるようなところもなく、さらには自分を狙うような悪者相手であってもためらわずに助けるような、真っ直ぐで熱い正義感を持ってもいます。
もちろん「彼」は普通の犬ではなく、故に様々な人から狙われることにもなるのですが、しかし近くにいる人にとって本当のリリエンタールの魅力は、その「人柄」であるとすぐに分かるほどに優れているのが素晴らしいですね。
話の性質や、兄妹が持つに至った「秘密」の大きさもあり、重い展開になることがありますが、それを吹き飛ばすだけの魅力がリリエンタールにはあります。
漫画ならではのワンちゃんの可愛さを満喫したいなら本作はとてもオススメと言えるでしょう。
星守る犬
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
星を守る犬は1巻2間と別別の犬の視点で飼い主とのエピソードが記載されているオムニバス作品なのですが、第一巻の「星守る犬」ではハッピーと呼ばれる犬視点で家族とのエピソードが記載されています。
妻に離婚を切り出され、さらには娘が思春期の頃になると不良じみた状態になってしまったお父さんとハッピーに重点をおいた、非常に物悲しいストーリーが展開されていました。
犬視点で見ると家族が自分に理解できない言葉で大声を出しているという印象しかハッピーは持ちませんでしたが、けんかの後に寂しそうなお父さんによりそうハッピーが非常に絶望の中の少しばかりの光として存在感を表していたことが印象に残っています。
その後お父さんとハッピーは旅に出るのですがさまざまな困難を乗り越えた後に、ハッピーは死んでしまうのです。
そのさまは人間と犬の言い逃れのできない寿命の差を嫌というほど感じられる表現になっており、寂しさの中にも未来に進むよう希望を提示させているかのように思えました。
小春びより
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
パグ犬の小春を買い始めた時から書かれているので、しつけや関係作りなど、いいことばかりではなく、現実に近い内容なので犬あるある、なによりパグあるあるが詰まっていて、犬、とくにパグを飼っている人・パグ好きにとっては共感するシーンが満載のおもしろい漫画です。
この漫画の特徴は、当然パグの小春は人間の言葉はしゃべりませんが、飼い主、耕之助もしゃべらない点です。
そのため、心情は書かれていますが、しゃべらない二人(一人と一匹)のやりとりや表情も見どころの一つです。
さらに、ヤンキーなので他の人からは怖がられている耕之助と小春に対するデレデレな耕之助のギャップや奮闘ぶりもほほえましい漫画です。
一方の小春は、かわいさをうまく振りまきつつも、おバカっぷりが垣間見えるキャラクターで、誰からも愛されるパグに描かれていますので、小春ファンになってしまいます。
日常生活を描いているコメディー感のあるマンガなので読みやすく、一気に読み終えてしまいます。
いとしのムーコ
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
漫画いとしのムーコの魅力は何と言っても、主人公ムーコの可愛らしさにつきると思います。
ちょっとおバカさんなところも魅力的ですが、飼い主の「こまつさんLOVE」で一途なところも、彼女の魅力的なところだと思います。
また、一匹の柴犬というよりは、一人のおませな人間の女の子としてムーコを描いている点も、この漫画の面白いところです。
私が初めて読んだのは、車でこまつさんと出掛けるムーコの様子を描いた回でした。
途中、空いていた車の窓を誤って閉める操作(上に戻す)をしてしまい、鼻から口の顔前方が挟まれてしまうハプニングが!
その時のムーコの表情や、まるで小さい子供みたいな姿に大笑いして、すっかりハマってしまいました。
描かれているのは、ムーコとこまつさん、その周りの人達との何気ない日常ですが、ムーコが色々とハプニングを起こしてくれるので、毎回飽きずに楽しく読むことができます。
また、純粋なムーコを見ていると、あったかい気分になり、日々の疲れが癒されたような感じになります。
今では、柴犬を見ると「柴犬だ!」でなく、おもわず「ムーコだ!」と言ってしまって周りの人から笑われてしまうほど、ムーコに夢中です。
ぜひ、犬好きの方以外にも読んでいただきたい作品です。
犬がとなりにいるだけで
ここが面白い!おすすめ度★★★★★
老人ホームで働く主人公とそこで一緒に過ごすセラピードックのお話なのですが、とにかく絵の優しさが最初のページから伝わってくるくらい癒し効果のある漫画だと思います。
セラピードックというものを知らなかった私にとって発見になった漫画でもありますし、とても読みやすい表現で描かれているのでお子様でも読みやすい内容になっています。
私が印象的だったのは、いつも暗い顔をしていたおばあさんが、セラピードックが部屋に入ってきた時にとても優しい笑顔になっていたのが心が温かくなるシーンで、今でもその笑顔が脳裏に浮かびます。
あとは、普段声を出せないくらいの寝たきりのおじいさんをずっとセラピードッグが傍に寄り添っていて、おじいさんのご家族が驚くくらいの回復をしているシーンがあって、医療だけではなく癒しによって健康の状態が良くなるんだなあと感心しました。
漫画で社会の構図や動物がどうやって人間と触れ合っているのかということを知ることができるのはとても発見になりますし、今までの犬への価値観がより良い方向に変わっていったきっかけになった漫画だったので、より多くの人に読んでほしいなと思いました。
ロダンのココロ
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
飼い主に良くなつき忠誠心が高いのがワンちゃんですが、その中でもレトリバー系は特になつっこいとされています。
本作に登場するロダン君はちょっとしかめている感じのルックスで関西弁と、一般に思われているレトリバー像からはやや離れた感じですが、その温和さとなつっこさは本物で、お父さんの体調を気にして眼鏡をゴミ箱に捨てたり、同じく関西弁を使う子供と仲良くなって一緒に散歩に行ってみたりと、実に悠々自適に過ごしている雰囲気がありますね。
何かにつけて飼い主たちを気にかけて、わたわたと動いてくれますが、なつっこ過ぎてちょっと移り気なところがあるレトリバー犬の性質や、自由奔放に過ごしているように見えつつも、実は常に周りを気にかけてくれている優しさといった部分は、まさにリアルなレトリバーそのものの愛らしさがあり、今飼っている方やかつて飼っていた方には、「あるある」と首を頷けてしまうような所作が目白押しです。
ワンちゃん全般が好きな方はもちろん、今飼われているレトリバー犬への愛着をいっそう深めたい方にもオススメの一作です。
犬を飼う
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
本作「犬を飼う」は、谷口ジロー先生が、自身の体験をベースに描いた動物漫画短編集とされており、谷口作品ならではの精密で落ち着いた筆致と、胸に迫ってくる心理描写が素晴らしい一冊と言えます。
表題作の「犬を飼う」では、既に老犬になり衰えを隠せなくなったタムが話の軸になっているのですが、寿命が短い分、一度衰え始めるとみるみるうちに力を失ってしまい、弱っていくその悲哀は、まさに犬を飼い切った方であれば感動せずにはいられないほどの迫真の感がありました。
タムが若く元気な頃に関する描写が少ない分、リアルな辛さを味わうことになった気がします。
しかし、悲しみにくれている中にも癒しがあり、タムが亡くなってから新たに飼いだしたペルシャ猫を軸に、またいくつもの人間ドラマが展開されていくなど、犬好きだけでなく猫好きにも大変オススメできるラインナップになっています。
一度読むだけではなく、折に触れて何度も読み返すことで、様々な感想が得られるような、読者に寄り添う傑作だと思います。
もずく、ウォーキング!
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
犬の漫画といえば犬のお馬鹿さや無邪気さに癒されたりとかをテーマにしている漫画が多いですよね。
しかし、この漫画はそんなペット漫画業界に革命を起こしたのでは…!?と思える漫画です。
なんと犬(もずく)が哲学や悲喜交々について考えるのです。
この漫画を読んでいるともしかして実は人間より犬の方が色々考えているのでは?と思わず考えてしまいます。
また、主人公もずく以外の動物も出てくるのですが、大体の動物はクールでどこか冷めている独特の世界観を持っています。
ここまで言うと小難しい漫画なのかな?と思うと思いますがそんなことはありません。
あくまでもショートギャグ漫画の形をしており、しっかり笑えます。
むしろクールで深い考えをしているもずくが上手くいかなかったり失敗したりしている様子がギャップとなり、笑える仕様となっています。
改めて読み返してみましたが、やはり笑えました。もずくも決して性格が悪いわけではなく暑い部分も持ち合わせているため不快感もありません。
また、作者の方が豆知識や哲学、心理について深い考えを持っているので、読んでいてとてもためになり豆知識も身につくとても良い漫画となっています。
ある日犬の国から手紙が来て
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
ある日犬の国から手紙が来てを読んで私が思ったのはこんな犬の国があったら本当に良いなとまず思いました。
これを読んだら昔飼っていた犬と悲しい別れをしたのを思い出したのですが、犬の国があってそこで元気に暮らしているのかと思うと自然と嬉しい涙が流れていました。
もちろんそれはこの漫画の中の話というのは分かっているのですが、この漫画を読んでいたら本当にそういう犬の国があってそこから愛犬から手紙がいつか家に届くかもと思ってしまいます。
間違いない犬を飼った事がある経験がある人が読んだら泣いてしまうようなな内容ですが、悪い涙ではなく良い涙が流れる作品なので犬を飼った事がある人はぜひ一度は読んで欲しいと思います。
人間と犬の良い関係がしっかり描かれていてとても感動できて良いです。
ただどうしても自分が飼っていた犬と重ねてしまうので、最後は大泣きしてしまって昔を思い出して少し落ち込んだりもしましたが、昔一緒に楽しく過ごした事も一緒に思いだせたので良かったです。
モモ缶
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
主人公「サトコ」は昔犬に噛まれたトラウマから犬が苦手でした。
そんな事を知らない夫「ケン」が子犬の「モモ」を連れてきます。
ですがそれを嫌と言えなかったサトコはモモを飼う事になる所から話は始まっていきます。
最初こそトラウマのせいで嫌っていましたが巻が進むごとに慣れて行き最終的にはデレデレになってしまします。
サトコも段々慣れていきますが犬の事を全く知らないので世話に戸惑います。
ですがモモのかわいさに負けて甘やかしてしまいます。
けどその気持ちは分かります。犬は嫌いかもしれませんがこのモモは特別にかわいいからです。
もうこんなに人懐っこくて小さくてかわいい最高なワンちゃんです。実際にいるなら是非飼いたいです。
そしてモモは可愛がられたいので必死にアピール姿はもう最高です。
全編通して言えますがこの作品はモモのかわいさを楽しむものだと思います。
特にサトコがモモのために服を着せたりしてコスプレさせる所は本当に癒されました。
まっすぐにいこう。
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
「まっすぐにいこう。」は、とても純粋な飼い主さんとかわいいワンちゃんとのお話です。
とてもほのぼのするようなストーリーが多くこの本を読んだことがきっかけで、実際に犬を買った友達もいます。
マメタロウは、飼い主の郁子が大好きで常に郁子の顔色を伺って生活していることが多いです。
犬目線から見たストーリーがとても面白く飼い主の郁子が困っていたりしたら、一緒に悩み込んでしまったり、どうやったら元気が出るかなど、とても思いやったりしている所がとてもかわいいです。
郁子にも恋人の秋吉君がいますが、マメタロウにも可愛い恋人のはなこがいます。
ワンちゃんカップル同士の物語もとても面白く爆笑してしまうこともとても多いです。
マメタロウは雑種なので、たまにコンプレックスを抱いたりもします。
犬の物語でもありますが、高校生の恋愛物語も沢山書かれているので、読んでいて青春を思い出すようなストーリーです。
とても長編漫画なので様々なことがありますが、笑あり、ときにはシリアスな内容も多いです。
犬を飼いたいと思っている人には、是非読んでもらいたい漫画の1つだと思います。
ベルとふたりで
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
この作品は7歳の少女「沖田すず」と愛犬「ベル」を主人公にのほほんとした4コマギャグ漫画になっています。
この作品はこの2人を中心にストーリーが進んでいくのですが、登場人物もクセが強かったりと読んでいて本当に面白いです。
特にすずの母「沖田夏美」はすずの扱い方を分かっていて、ベルの抜け毛を処理するために汗をかいたすずを転がらせて抜け毛処理するのは面白かったです。
すずはちょっとおバカな感じがしますが、自分に素直で憎めなくてかわいいです。
そして大好物のコロッケの為ならどんなおつかいでも雑務もします。
ですがこのすずは音楽を作曲する能力に長けていて、即興で素敵な音楽を作ってしまうのは驚きました。
ベルも大きくてふわふわでとってもかわいいです。
そしてこのベルはすずよりも利口な所が垣間見えます。
と言うのも野球をしたり自転車に乗ったりし出来るのです。
すずよりベルの方が頼り甲斐があります。
イラストもデフォルメ化していてかわいいですし内容も万人受けしそうな気がします。
イズモがゆく。
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
この漫画は作者の実家で飼っている2匹の愛犬「イズモ」と「エド」を主役に、飼い主である父母兄とたまに帰ってくる作者との日常を描いています。
内容は基本的にイズモとエドが巻き起こす問題だったり本当に日常的な出来事をハートフルに漫画にしています。
なので面白い所もあればほんわかするような所もあります。
イズモもエドも本当にかわいくて自由奔放な所も良いですね。
イズモはとても大きくてもふもふしてて良さそうですが、とてもパワフルで散歩中に父をなだらかな崖から落としたのは驚きました。
父は軽傷だったので本当に良かったです。
エドはイズモに比べると小さいですがとてもやんちゃです。ですが一対一になった時に甘えてくる姿はもう全てを許しくなります。
そして「紀伊半島豪雨災害」の事にも触れています。
作者ではないのですが実家では実際に被害にあって大変だったらしいです。
ですがそこからしっかりいつも通りの生活に戻っていく所は感動しました。
かわいいだけでなくこういう事にしっかりと触れていくのはリアルで凄いと思いました。
いぬばか
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
主人公のちょっとおっちょこちょいな女の子すぐりと、その愛犬ルパンが織りなすヒューマン&犬コメディーです!
ただのコメディではなく、犬と、生き物と暮らすことの難しさ命の尊さ愛しさを教えてくれます。
話毎に問題を抱えた犬と人がすぐりの働くペットショップを訪れ話が展開していきます。
現実世界にもいそうな登場人物達に感情移入もしてしまいます。
それぞれの登場人物が悩みを解決して犬との関係も深まり成長して行く様は胸にグッときます。
犬の絵がとても上手く、犬種が一目で分かる画力も犬好きにはたまらないです!人のように笑ったりしない犬の感情が分かるのは本当に感動します。
主人公のすぐりの特技が犬の排泄のタイミングが分かるのは犬を飼っている人なら皆羨ましくなる特技です!
店長はイケメンで女性の読者も楽しめますし、すぐりをはじめ女の子のキャラクターも可愛く、犬に興味がない人でも読みやすいと思います!
涙なしには読めないストーリーもあり、是非ティッシュ傍に読んで欲しいです!
犬ぐらし
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
時おり見かけるペットショップで売れ残っている大きな犬、誰も飼わないだろうというような犬ほど、自分が何とかしなくてはというような気持ちになってしまい、ついつい連れて帰ってしまうという気持ちは、犬好きなら誰もが分かるのではないでしょうか。
ペットショップのなかで生活をしていた大きな犬が暴れまわってしまったり、トイレのしつけが大変だというようなことは想像できたのですが、外の世界を知らないから外に散歩に連れていこうとしても、恐れてしまい歩こうとしないという事実にはとても驚かされ、ただえさえ重量があるのに、飼い主がしっかりと抱っこして外に慣れさせようという何気ないシーンにウルットしてしまいました。
必死にしつけをしようとしてもなかなか成長しないなかで、一度は手放さそうとしたときに、しおらしくなるというのは、犬だけではなく人間の言葉がわからない動物すべてに当てはまるような気がします。
気持ちが伝わるんだろうなと思ってしまいました。
柴犬さんのツボ
ここが面白い!おすすめ度★★★★☆
この作品は作者の影山さんの実話を元にしている作品なのでリアリティがあります。
それに表現方法が独特で漫画の要素もありますがエッセイと愛犬とのアルバムがの要素が合わさった感じの作品になっています。
日常の中で起こった出来事を漫画などにしているので、ちょっとした事でもクスッと来る所があって良いと思います。
そしてこの漫画の特徴とも言える部分は起こった出来事を川柳にして漫画に載せているのです。
川柳もしっかりしていて更にその出来事の解説も書いてあるので、納得しやすく分かりやすいです。
それと実際に飼っているワンちゃんの観察日記が載っていて、犬を飼った事がある人ならあるあると思ってしまう事を実際の写真と共に載せています。
自分が一番共感出来たのが愛犬が後ろを振り向くのが苦手で、顔が潰れちゃうって言うのは本当に共感出来て笑ってしまいました。
そして柴犬の立ち振る舞いから柴犬とはなんなのかと言う問題に対して、しっかりとした答えを導き出してる所は作者のポエムの様な感じがして面白かったです。
しばたベーカリー
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
普通のペットとしてはもちろんですが、現実世界では有り得ない活躍の仕方をしてワンちゃんたちが頑張っている姿が見られるのが漫画の醍醐味ですね。
しかし本作はまたひと味違い、何とどこからどう見ても柴犬ですが人の言葉を喋れる「柴田さん」が開業したパン屋さんで奮闘するという物語です。
柴田さん一家は見た目こそ柴ですが、中身はかなり落ち着いた人間ですので、無駄に商品に手をつけるようなこともなく、着実に仕事をするパン屋さんとして商店街でも受け入れられていますが、結構色々なことを言う割にまったく表情を変えずミステリアスなところもあります。
このご時世に個人店を開業するのは簡単ではなく、脱サラし独立する段階での決意や、思わぬ競合店の登場といったイベントも目白押しですが、人間臭いストーリーの重さを愛らしい姿がうまく緩和している感じでもあります。
ワンちゃんが好きな方にはもちろん、各地のご当地ゆるキャラが好きで、彼らが本気で仕事をしているのが見たいと思っている方にもオススメできますね。
ぐるぐるポンちゃん
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
小泉家に住んでいる生まれたての子犬「ポン太」を中心にストーリーが展開されていきます。
内容はファンタジー的な要素が含まれているラブコメです。
と言うのもこのポン太は人間になるのです。
ですが普通に変身する訳ではなく、小泉家の祖父が発明した「おしゃべりボーン」が原因で人間になります。
このおしゃべりボーンは舐めると犬が人間の言葉を話せるようにと作ったのですが、それを食べてしまったポン太は何故か人間になってしまいます。
そしてポン太は隣の家に住む「岩城未来」に自動車にひかれそうになった所助けてもらって、未来の事が好きになってしまいます。
ここから小泉家の「小泉由香」との三角関係など恋愛要素が含まれていきます。
ポン太と未来の関係は話が進むごとに深まっていきますが、ポン太の無邪気さはずっとかわいいと思います。
ですがポン太は人間なのかそれとも犬なのかどっちとも言えない状況になっていきますが、読んでいて今後どうなっていくかワクワクする展開なので面白いですし悲しいとも思えます。
ハッピー!
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
盲導犬について詳しく知ることができたのは、このハッピーという漫画があったからだと思います。
それまで盲導犬について、少しの興味もなかったのですが、犬が題材というだけで読みはじめて、登場する人物がとても困難な環境におかれており、辛いなかでもしっかりと生きようとしているなかで、盲導犬のハッピーが上手に関わっていきます。
時には思い通りにいかずにもどかしい気持ちになっていくのですが、ハッピーがとても健気であり、二人で懸命に生きていこうというような気持ちが伝わってきて、涙なしでは見ることができませんでした。
この漫画を見て、盲導犬の必要性、さらには盲導犬をつけることができたからと言って、全ての問題が解決するということではないということを知ることができた、盲導犬について広めてくれたような漫画だと思います。
ハッピーがとても可愛くて、一生懸命で健気であるため、涙を流しながら応援していました。
盲導犬だけではなく、盲目の人について理解を深めるためにも見ておくべき漫画です。
プチプチたんたんプチたんたん
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
「片岡ヒカリ」と「花園ハナ」と「山田コンスタンツ」の女子高校生3人が主人公として登場し、女子寮を舞台に時には学校など様々な所で話が展開されていきます。
「プチ」と言うワンちゃんも出てきますが基本的にマイペースで人懐っこくてとてもかわいいです。
プチは途中登場しない時もありますが、あくまで主人公は女子3人組なんだなと感じました。
内容は下ネタとギャグを掛け合わせた作品なのですが、下ネタも軽い感じの時は面白いと思います。
ですが稀にド直球な表現があるので耐性がない人は注意しないといけないです。
基本ギャグマンガでほんわかした展開が続くので楽しめます。
それに全3巻で読みやすくて1巻ごとに1学年ずつ上がって行きます。
キャラクター達も個性豊かで寮母さんだったり先生だったりと主人公以外の人物もこの話を面白くしていると思います。
それにキャラクターの描き方もデフォルメとは言いませんが全体的に柔らかい描き方をしているので親しみやすい気もします。
今日のさーびす&フランビー
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
今日のさーびす&フランビーはとても可愛い主人公の犬にやられてしまう、犬好きのための漫画となっています。
犬と一緒に暮らしたことがある人であれば分かるあるあるなどもありますので、読みながら自分のペットと見比べてしまうこと間違いありません。
寒いなかでも散歩をしなくてはならかいこと、汚物入れと貴重品入れを持ち歩かなくてはならないこと、食べ物には気を付けているのに、なぜか嘔吐をしてしまうことなど、ただ犬と暮らしていて楽しいというだけではなく、大変なことも描かれていますので、「そうそう、知らない間に何か食べて嘔吐しちゃうんだよな」と共感してしまったりする内容となっています。
主人公のわんちゃんがとても可愛くて、ちょっとおバカなところがまた可愛くて、妙なところでプライドがたかいというようなところにもキュンとしてしまいました。
犬と一緒に住んでいる人が見たら共感し、犬を飼いたい人は犬との暮らしについて参考になる漫画だと思います。
犬部!ボクらのしっぽ戦記
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
実際に存在する大学を舞台にして、その大学にある「犬部」での笑いあり涙ありの活動を漫画にしています。
主人公「早見誠司」は犬が大好きで将来は犬の医者になる事です。
もっと犬と触れあいたいと思ったので犬部に入部しますが、そのには15匹くらいの犬を育てているので犬好きにはたまらない空間だと思います。
みんな本当にかわいいです。
そして誠司は犬のためにならどんなに大変な事でも犬の事を第一に考えている「犬バカ」です。
そんな真っ直ぐで素直な誠司を中心にストーリーは展開されていきます。
内容はドタバタしている所は面白いですが、基本的には感動する所が多いです。
というのも犬部での活動は弱った犬を引き取って育ててまた違う飼い主に飼って貰える様にしたり、犬部で飼ったりしています。
この作品は全体を通して命の大切さを学ぶ事が出来るとても良い作品だと思いますし、そして漫画の最後には犬に関する豆知識が載っているのでとてもタメになります。
ポチといっしょ
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
ワンちゃんや猫ちゃんを飼うと、もちろん手間は増えますが、お金には代えられない充実感を得ることができます。
また、犬や猫といった人とはまた違う存在が家族になると、飼い主たちの「視点」も変わりますね。友達作りから自衛まで様々な意味合いで、ご近所のワンちゃんが気になったりします。
そうした飼い主特有の「視点」を満喫したいのであれば、多くの動物漫画の中でも本作は実にオススメです。
家にやってきてくれたポチの可愛らしさはもちろんのこと、様々な個性を見せてくれるご近所にいるワンちゃんたちといった要素にもしっかりとページが割かれています。
これはワンちゃんを飼っている側特有の視点なのですが、他の作品ではなかなかフォローされていなかったりした部分なので、かなり嬉しかったですね。
また、脱走癖のあるワンちゃんたちや、ポチを怪我させてしまったワンちゃんなど、時にはトラブルメーカーにもなりえるという要素までボカさずに描いていますので、かえってリアル感が強くしっかりとした面白さを感じることができましたね。
ブラブラ☆ぶんぶん
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
作者の愛犬「エルビス」と「文吾」との日常生活で起こった出来事を漫画にしています。
内容もちょっとした出来事でも笑える様に作者が手を加えていて、実際に犬と喋っている様に演出しているのが本当に面白いと思います。
それに表情豊かに作者と愛犬2匹との掛け合いに癒されてしましますし、どちらのワンちゃんも違った個性を持っているので読む時違った楽しみ方が出来ます。
そしてこの漫画に登場するエルビスは「ラブラドールレトリーバー」で体格もよく温厚な印象でとてもかわいいと思います。
今までは甘えん坊でしたが文吾の兄として威厳を保ちたいですが、文吾に振り回される姿は大変そうな感じがします。
文吾は「トイプードル」でエルビスと比べると小さくとても愛くるしい姿でかわいいと思います。
ですが性格はやんちゃで作者を噛み付いたり、欲しいモノをエルビスが使っていると奪い取ったりします。
作者も叱りたいけどまだ幼く怒られそうになるとシュンとなる姿を見たら、自分も怒る事は出来ないなと思います。
あのことぼくのいえ
ここが面白い!おすすめ度★★★☆☆
犬目線で書かれた漫画というのは少なくはないですが、犬目線で青春の甘酸っぱい恋愛を描いてあり、ピュアな気持ちを持っていて、人間の気持ちにはとても敏感な犬の海ちゃんが、なぜ人間は言いたいことが言えないのか、人間の気持ちについて疑問に思ったり、ただそばにいて癒してあげるという姿に、切なさで胸がいっぱいになってしまいました。
海ちゃんが無垢な表情でみんなを癒していき、誰にも言えない悩みも犬の海ちゃんになら言えるという気持ち、痛いほど分かります。
辛いこと、自分の願望を犬に語りかけると、自分の悩むなんてちっぽけで、犬さえそばにいてくれたら全てがどうでもよくなったり、悩みが改善していくような気がするのはよくわかります。
海ちゃんのような犬がいたら、きっと辛いことも乗り越えていくことが出来るのだろうかと思ってしまいます。
無垢なのに、誰よりも人間の気持ちに敏感な犬は人間の強い味方であるということが、この漫画からは伝わってきます。