あのことぼくのいえのここが面白い！感想・評価
犬目線で書かれた漫画というのは少なくはないですが、犬目線で青春の甘酸っぱい恋愛を描いてあり、ピュアな気持ちを持っていて、人間の気持ちにはとても敏感な犬の海ちゃんが、なぜ人間は言いたいことが言えないのか、人間の気持ちについて疑問に思ったり、ただそばにいて癒してあげるという姿に、切なさで胸がいっぱいになってしまいました。
海ちゃんが無垢な表情でみんなを癒していき、誰にも言えない悩みも犬の海ちゃんになら言えるという気持ち、痛いほど分かります。
辛いこと、自分の願望を犬に語りかけると、自分の悩むなんてちっぽけで、犬さえそばにいてくれたら全てがどうでもよくなったり、悩みが改善していくような気がするのはよくわかります。
海ちゃんのような犬がいたら、きっと辛いことも乗り越えていくことが出来るのだろうかと思ってしまいます。
無垢なのに、誰よりも人間の気持ちに敏感な犬は人間の強い味方であるということが、この漫画からは伝わってきます。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム： ゴンザレス
海（かい）という二歳の男の子の犬がとても可愛いファンタスティックなストーリーでした。
人間の女の子に恋する犬目線から物語が語られるので少女漫画ながらも男でも違和感なく楽しめます。
この海というキャラクターがとても最高です。
高校の男子寮と女子寮の間に住んでいる学生のアイドル的な存在であり、男子と女子が週交代で散歩に連れていくなど面倒をみています。
ビシュアルはのほほんとした表情をした可愛らしいビジュアルのどこにでもいるような普通の犬種です。
しかし、性格がすごいです。とにかく女の子大好きです。
自分の世話をしてくれるのが男だとがっかりしますが、女の子だと喜びます。
可愛い顔をして、「女の子の週は嬉しさもひとしおだ」などといいます。
さらに、女の子の週なのに、男が散歩についてくる事になった時は、「えっ！？やだよ男が一緒なんて！！」と言います。
同じ男としては激しく同意し、セリフの面白さに吹き出してしまいました。
●ペンネーム： しゅう
あのことぼくのいえという漫画を読んで面白いと思ったのはこの作品はすべて犬視点でストーリーが進む恋愛ストーリーという点が良いと思いました。
人間視点でなく犬の目線から人間の話が進んでいくという感じでずっと優しい雰囲気で物語が進んでいきます。
なので最初から最後まで全く嫌な気持ちになるような展開もなく犬好きな人にはたまらない作品だと思いました。
恋愛話はすべて犬が絡んだ話で進んでいくので犬がただいるだけという感じにならずにしっかり犬と人間の良い関係も描かれていて癒されました。
また話の内容が思った以上に切ない感じの話になっているのでそこも良いと思いました。
恋愛ストーリー好きにもおすすめですがそれ以上に温かい気持ちになれるのが良いと思いました。
色んな恋模様を描いており寮で飼われている犬の目線で話が進むのでいろんな人間模様が見れてかなり良い漫画だと思いました。
自分ではなかなか気づかない身近な幸せを実感できる良い漫画だと思いました。
