ポーション頼みで生き延びます!のここが面白い!感想・評価
転生して22歳の成人女性から15歳の少女へと若返った主人公であるカオルがとても可愛い漫画でした。
この漫画はポーションを自由自在に作れるチート能力や物を自由自在に収納できるアイテムボックスというチート能力を、カオルという魅力的な少女がもっているからこそ輝いているのだと思いました。
カオルはとても頭が良く、強い心を持ち、行動力があります。
悪徳貴族に囚われそうになった時は、アイテムボックスを使用してベッドなど部屋の中の物を根こそぎ奪ってから気転を働かせて大脱走します。
これはカオルが唯の善良なお人好しではなく、敵には容赦しない事やズル賢さも兼ね備えている事がよくわかる面白いエピソードです。
食堂でウェイトレスをしながら相談屋をしてお金を稼いでいた際に、傲慢な王子に目をつけられて無理矢理結婚させられそうになった時は、ガラスの破片で自分の顔をグサッと切って結婚を回避します。
このシーンは漫画になって絵がついた為、原作小説よりも痛々しさを感じてしまいますが、カオルの意思の強さを象徴するシーンとなっており、ジャンヌダルクのような意思の強さを感じられてとても気に入っています。
ちなみに、カオルが相談屋をしている際の自分のウェイトレス仕事を肩代わりしてくれた同僚ウェイトレスに相談料の分け前をあげていたのですが、その分け前をもらった同僚ウェイトレスは「分け前ダンス」を踊ります。
原作小説を読んだ時から気になっていたダンスですが、漫画になってついにどんなダンスか見ることができました。
ホントに僅かな1シーンですが、この分け前ダンスを見れて嬉しく思いました。
読者の口コミ【レビュー・評判
●ペンネーム: 綾星
22歳のOL長瀬香が神様のミスで日本では死亡判定に。
なので神様のススメで異世界で新たな人生を始める事に。
神様の力で転生する前に家族と最後の会話をできるようになるのですが
そこで最後に家族に「異世界で長瀬一族の遺伝子を増殖しまくるよ」と宣言してお兄さんから「ウチの一族はネズミかゴキブリかよ」とツッコまれたり、女性一人で異世界で生きていくのは大変だからと香は神様に「チート能力」を要求したり、とにかく香は逞しい女性なのがわかります。
香がお願いしたのは『自分が思った通りの効果のある薬品を自由に生み出す能力』でした。
ポーションを大量に作って儲けてウハウハな生活を送る予定の香だったのですが、実は魔法は無いに等しい異世界『ヴェルニー』では冒険者を回復できるポーションは超高級品でそれを作れる香は領主様に狙われる事に。
連れていかれた領主の館では部屋の貴重品を全部アイテムボックスに入れてから逃亡しちゃったり、森にベッドを置いてそこで生活する女神様になったり、ウェイトレスとして働く食堂で日本での知識を活かしたお悩み相談室を始めたり、街を転々としながらとにかくとにかく逞しい香がどうやってこの異世界で平穏でウハウハな生活を掴むのか続きが楽しみです♪
●ペンネーム: けーた
ポーション頼みで生き延びます!は現代日本で不慮の死を遂げた主人公のカオルがチート能力を得た上で異世界に転生します。
そこでカオルはチート能力と自らの知恵を駆使して悠々自適な生活を送る為に奮闘していくというあらすじになります。
カオルの得たチート能力の一つは自らが思い望んだ効果を持つポーションを自由に作り出して自由な容器に入れて出現させるという能力なのですが、それを狙って異世界の貴族や王族などがカオルの能力を狙ってきます。
カオルは自由な生活を求めて異世界での陰謀を乗り越えていくのですが、これにはカオル自身が持つ知恵が大きく活躍していきます。
カオルが知恵を働かせてチート能力も用いて異世界住人の汚い思惑を打ち砕くたびにスッキリとさせられますし、次の展開ではどのような方法で窮地を乗り越えてくれるのかとワクワクさせられます。
また、カオルの手助けをしてくれた人には大なり小なり彼女の恩返しがあるので読み終わった後の後味もよいです。
勧善懲悪の日本時代劇に通じる爽快さを味わえる作品だと思います。