異世界魔法は遅れてる!のここが面白い!感想・評価
主人公である魔術師・八鍵水明が現代日本の裏世界で発展し続けていた魔術を使い、魔法使いの魔法に対して圧倒的な差を見せつけるシーンが壮快で最高です。
最初の無双は、後にヒロインとなる宮廷魔導師フェルメニアとの戦闘で、主人公が格好よすぎます。
原作小説の頃から好きな主人公ですが、漫画になってさらに好きになりました。
主人公は魔王のような雰囲気を出し、この世界の魔法では使用する事が不可能な魔方陣を空中に投影して自由自在に駆使するのですが、魔方陣のビジュアルが凄く美しく迫力あるものでした。
主人公が魔方陣を出して威圧しているシーンでは、魔方陣がリアルで光輝いているかのように見える程美しく描かれており、興奮が止まりませんでした。
そしてフェルメニアが自身で最強と思っている攻撃を、いとも簡単にあっさりと防いだりして格の違いを見せつけます。
懐から液体金属の入った試験管のような容器を取り出して、液体金属の剣を作るシーンもロマン溢れており、格好いいものでした。
この漫画は主人公が戦闘になると、クールな魔王のような圧倒的な強キャラ感を出してくれるのが爽快でとても格好よく、胸が熱くなります。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム: sackham
主人公の水明は、黎二、瑞樹とともに異世界へと召喚されます。
実際には魔王討伐のために召喚されたのは、勇者である黎二で、あとの2人は単なる巻き添えでした。随分いい加減な召喚魔法ですよね(笑)
王様からの依頼で、勇者である黎二と瑞樹は魔王討伐のため旅立つことを了承しますが、主人公の水明は、まさかの魔王討伐にはいかないから元の世界へ帰してほしいの1点張り。
しかし、ここはお約束で、元の世界へ帰す方法を誰も知りません。元の世界に帰る方法を探るなかで、水明が異世界に来る前から魔術師であったこと、その魔術の能力が天才宮廷魔導士のフォルメニアをはるかに上回っていたりで、水明の能力が段々、明らかになってきます。
異世界魔法は魔術より遅れているということですね。
異世界で新たな力を得たのではなく、元の世界でも魔術を使えたというのは、異世界物のお話では新鮮でした。水明が魔術師であることは黎二、瑞樹も知りません。
やがて、黎二、瑞樹は魔王討伐のため旅立ち、水明も元の世界へ帰るための方法を探すためにギルドに所属し、旅をすることになります。ギルドに所属した後は、フォルメニアの出演がなくなり、グラキスという女剣士とともに行動をすることになります。
個人的にはフォルメニアが可愛いので、フォルメニアの登場回数を増やして欲しいところです。
とはいえ、魔族が登場したり、魔族には、魔術の効きが悪かったりと、この後、どういう展開になっていくのかが楽しみです!
●ペンネーム: あどみん
異世界系の漫画は、転生した後に魔法のあるファンタジーな世界に夢を感じる内容が多いのですが、この作品では逆です。
主人公は、魔術師結社の一員なんです。
それも、長く続く魔術師の家系に産まれた、言ってしまえばエリート。
そのため、彼にとって異世界の魔法はただ遅れているものであり、心をときめかせるようなものではありません。
なるほどこういう設定もあったか!と読んだ時には驚きました。
タイトルからそういう展開はわかっていたのですが、彼の能力がわかる瞬間の描写がなかなかスピード感があってカッコイイんです。
このシーンがとにかく一番のおすすめ。
主人公に能力があると、やっぱり安心して読めますね。
とにかく能力が高く、メインヒロインさんがふっとばされてしまうほど。
無双ポジションなのですが、ちゃっかり目立たない方になっているのが面白い。
個人的には戦闘シーンがとても好きですね。
ちょっと厨二な感じで、しっかり世界観が出来上がっている感じ。
つい読んでいてテンションが上がってしまうほど、戦闘シーンがよくできています。
●ペンネーム: TOYA
主人公「スイメイ」は勇者ではなく、魔術師という一風変わった変わった作品です。
そもそも異世界に転生さてたのも友達の「レイジ」が勇者と言う事で近くにいたから巻き込まれてしまった感じです。
最初読んだ時は展開がイマイチ分かりませんでしたが読み返して理解していくととても面白いと思えました。
そしていきなりスイメイ達が仲間割れするのですが、確かに転生して魔王討伐はハードルが高い気がします。
けどレイジは困った人を見捨てられないのか引き受けてしまって今後どうなるのか気になりました。
スイメイ自身は勇者ではなくどう活躍して行くのかな?と思ったらまさかの魔術師としての才能があってそれなりに強いというのにビックリしました。
流石に主人公が弱いままではストーリーが進みませんよね。スイメイの約束だったりまだまだ謎は多いですが今後の展開に期待したいです。
キャラクターデザインも良くてデフォルメ化する所はかわいい部分もあって見てて良かったです。