超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!のここが面白い!感想・評価
『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』は、「GA文庫」より刊行されている、ライトノベル作家海空りく先生による作品です。
代表作品に『落第騎士の英雄譚』など、落ちこぼれな主人公が努力で成長していく過程や、そんな彼を支えてくれるヒロインとのラブコメと、王道ライトノベルのテイストを活かした作家です。
本氏の新たな新境地となる『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』は、異世界へと転移してしまった、超人的な能力と才能を持った主人公達を中心に、封権的な種族差別のある異世界を変えていく、異世界成り上がりファンタジーな様子を持つ作品です。
しかし神様のチートではなく、現代社会の中で培い、それぞれに歩んできた人生で得た才能を開花させ、超人的な能力を持ち、現代を統べる能力を持った彼ら、彼女らが、唐突に異世界へと放り込まれ、自身の超人的な能力や才能を活かしながら、異世界を変え、世界を救うと、政治経済や戦争戦略など、様々な異世界戦記の持ち味を活かした作品でもあります。
超人的な能力と言っても、それは万能ではなく、時に文明と価値観などに翻弄され、様々な障害に阻まれながらも、解決策や突破口を見つけ、勝利を得る過程は、王道ライトノベルのテイストが活かされた作品でもあります。
そんな今作は、2016年10号の『ヤングガンガン』より漫画版が連載開始し、山田こたろ先生によるコミカライズされ、ライトノベル世界を忠実に再現しているところに注目があります。
個性的なキャラクターを忠実に描き、こたろ先生の独自の表現を交えて描かれる世界観は、見ごたえ十分な作品です。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム: サタン5
まず、多少のネタばれになりますが、メインキャラは、総理大臣、発明家、医者、実業家等、それらのキャラクターの事を超人と言っています。
これまでの漫画やラノベでは全くないと言って良いほど珍しい設定になっています。
私結構、こういう設定気にしてしまう方なので、まずこの部分からしてかなり興味深いなーと思って読み始めました。
正直内容としては、少し抜けてるというか、エロいシーンやぶっ飛んだ場面も多いんですが、それらを含めて、とても面白さのある作品になっています。
原作である小説の方にはもう少し詳しい設定が描かれていますが、正直面白さで言えば漫画の方が好きですね。
キャラクターの魅力もしっかり伝わる描き方をされていますし、最近のラノベ原作作品の中でも面白さと言う点で言えば、かなり上位にくるんではないでしょうか?
和風の異世界ファンタジーというか、読んでいても、同じ異世界ジャンルでもちょっと特異な感じを受けました。