無職転生~異世界行ったら本気だすのここが面白い!感想・評価
異世界系の小説の中でも、特に人気が高い作品でした。
そのため、コミカライズされた時にはとても嬉しかったです。
コミカライズされた際に、良い意味で幅広い年齢に受ける内容になりました。
この作品、結構主人公が好きですね。
転生する前の主人公は、引きこもり状態でした。
両親の葬式にも出ないほどだったのですが、過去のいじめがきっかけで引きこもるようになってしまったんです。
異世界に転生してからは自分なりにルールを作って、努力しているんですよね。
といっても、聖人ではないのでそこがある意味リアルな感じです。
そして、ヒロイン達がとにかく魅力的。異世界ハーレムのジャンルに分類される作品の中でも、各ヒロインが丁寧に描かれています。
特に人気の高いロキシーはスピンオフの主人公にもなりました。
見た目は可愛らしい少女なのですが、実は魔族なのでかなり年上なんですよね。
そのギャップがまた可愛らしい。
シルフィエットとエリスは、本当に真逆のキャラクターですね。
癒やしと強さ。おとなしさと凶暴さ。
主人公に対する想いや愛情表現も違います。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム: かわちゃん
なろう系とも呼ばれる、異世界転生、転移もののブームの火付け役となった最初の大ヒット作品がこの作品”無職転生~異世界行ったら本気だす”である。
無職でクズだった男が家を追い出され、トラックに轢かれそうな人を救った事によって、死亡、転生するという現在の異世界転生もののテンプレートを作り出した偉大な作品でもある。
原典とも言うべきこの作品は、そのせいで今の数ある変化球的作品に慣れてしまった人は物足りなさを感じるかもしれない、だが最初の作品というのはいつだってそういうものだ。
余計な味付けをせず、まっすぐストレートにテーマと向き合う。この作品はそういう作品だ。
元々は小説なので、赤ん坊の時からすでに前世の記憶があり、考えることができる。
というこの主人公の転生チートボーナスなのだが、漫画版は演出上そういう部分はかなり省略されている印象ではある。
とはいえ前世でクズだった自分を反省し、産まれ直した異世界で精一杯正直に生きようとする姿には心を打たれるだろう。
作画も、超有名作ということもあって、コミカライズながらかなりレベルの高い作画の作品となっている。
異世界ものでは一番スタンダードな作品、初めて異世界ものを読みたいと考えた人は、まずはここから始めてみるといいと思います。
●ペンネーム: サタン5
序章は良くある異世界物と同じ。
主人公は34歳の無職で引きこもっていますが、あるとき外に出て、リア充の女性を助ける代わりに命を落とし、異世界へ。
この主人公は生前の記憶を残したままルディという少年に転生し、人生を再スタートさせます。
主人公は、前世では、もっとこうしておきたかった、と色々後悔して死にました。
しかし、転生先の世界は魔法も使え、環境も恵まれている為、本人が変わったというよりも環境が変わっただけであり、タイトルにあるように特に本人のやる気が変わったわけじゃないじゃんと思いながら見ていました。
二巻までは前世の懺悔やら何やら、正直あまり面白くない内容が続きます。
ただ、4巻あたりから物語が一気に進みシビアな世界展開がされてとても面白くなります。
ここからは恵まれた環境とは別に、自分の意志で立ち上がろうという覚悟も垣間見れ、吸い込まれていきました。
笑いあり、涙あり、そしてお色気ありの面白コミックです。
●ペンネーム: 雪月(ゆきつき)
最近、異世界もの、異世界転生ものが好きで、この作品もそうです。
日本で人を助けて死んで、異世界にルディとして転生した主人公。
魔法は見た目から好きな家庭教師・ロキシーから2年学んで、かなり上達しましたね。
母とメイドが父の子を身ごもったり、シルフィと引き離す為に5年間親戚の家に預けられる事になったりと子供のうちから変化が激しいですね。
2巻からは、親戚の家の狂暴な娘・エリスの家庭教師をする事に。
ルディはこの世界では頑張ると決めたから、頑張ってますね。
3巻はフィリップの黒い部分が見え隠れしてますね。
ルディのサプライズ誕生日祝いで、ルディの泣き真似と健気な息子風の笑顔に、嫌ってた奥様までが落ちましたね。
作戦勝ちと言ったところでしょうか。
街に異変が起きて、4巻最初には人神なんてものまで出てきましたね。
かなり怪しいです。
魔大陸にエリスと飛ばされ、ルイジェルドと一緒に旅をします。
それにしても、ロキシーが実は44歳だったなんて見た目若すぎですね。
5巻は、ロキシーがルディ探しの旅に、ロキシーにとってもルディは特別なようですね。
前世のダメダメ部分のせいで危うくルイジェルドと駄目になりそうになって、ルディはみっともなく泣いちゃいましたね。
それにしても、ルディとロキシーの近くでのすれ違いは、切ないですね。
6巻で、ルディの前に魔界大帝キシリカが現れ、助けた礼が""魔眼・予見眼""とは。
でも眼に指突っ込んでくるのは避けたいですね。
7巻で、ようやく父親と再会したのに、この時初めて他の人も転移されてた事を知って、ちょっとした誤解で殴り合いになってしまい、妹にまで責められてしまいましたね。
悲しいです。
ギースのお陰で父親も間違いに気付けましたね。
改めて会いに来てくれた時も、宿の人が言ってくれなかったら、危なかったです。
だから、頑張って笑顔見せ、父親の胸に飛び込みましたね、ルディは。
8巻、アスラ王国では後継者問題でゴタゴタしてて、フィッツをルディといったりと、何かありそうですね。
やっぱり、フィッツがシルフィだと思い出しましたね。
ロキシーもキシリカと知り合い、手がかりを見つけましたね。
それにしても、キシリカが感じたものをルディも受け取れるとは、凄いですね。
まだ、新刊は出ていませんが、次も楽しみです。