老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めますのここが面白い！感想・評価
FUNA先生の原作とモトエ恵介先生の漫画が本当に相性抜群。
ミツハのまだ若いのですが知性的な部分と、しっかりしているのに可愛らしい。
そんな雰囲気が見事にコミカライズされていて名作だと思います。
やはりこの先生の作品はすごくテーマが面白いんですよね。
バリバリの建国とかではなく、あくまで主人公は老後の生活のために異世界で立ち回っているわけです。
どちらの世界にも行ける立場ってある意味一番うらやましいです。私も100円ショップで色々仕入れて異世界で売ってスローライフを送りたいですね。
しかし、ミツハは普通の女の子ではありません。
天涯孤独になってしまって嫌な思いもしたのですが、常に前向きで根性があるんですよね。
一言で言うと、見た目は子どもですが頭脳と度胸は大人以上という感じでしょうか。
怖い人物とも真っ向から立ち向かいますし、怪しい団体から戦闘のレクチャーを受けたり。
かと思いきやいきなり厨二病なセリフを吐いたり。
おいおいと突っ込みたくなるのですが、面白くて読み進めてしまいます。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム： くみたろう
両親、兄が亡くなった事からはじまった1人での生活に、私なら無理！ひとり無理！！って最初は思いました。
まだ先の見通しができない中、両親のお金は有るけどあんなにすぐ将来について考えられない、主人公凄い！が、最初の感想。
異世界に行って助けられて、生活の中で現実世界と異世界の中で金儲けを考えるなんて、なんて強かなんだろう。
確かに、将来大切、困るような生活をしない為にお金は大事。
お兄ちゃんの知恵もフルに使って金策するとか、普通の女の子には無理だ。漫画だからこその無茶振りも入っているけど、それもまた楽しい。
最初は行き来の区別が付きにくく、銃教えてもらってるのは現実世界だよね？
と読み返すこともあったけど、のちのちにお金の換金なども出てきてココで関係してくるのかー、色々考えるなぁ、と見ていました。
異世界でも着実に自分の居場所を作り、コネを作り、店を作り。
そしてパーティの設定全てもして。
まだ大人になってない子が出来るのか？無理だろ。
って突っ込む所もあり。
それ全てをひっくるめて面白かった。
文明が明らかに現実世界より遅い中、お店で出す商品はぼったくりしてでも売れるものばかりだし、たとえレトルトや缶詰でも高級な食べ物になってるし。
主人公の将来は今のところ安泰だなぁ……
1番最初に仲良くなった貴族の方もいい人達だし、運も味方につけてるな！さすが主人公！！
●ペンネーム： あきら
まず、1巻を読んで思ったのが、これも良くある異世界をテーマにしたラノベ作品ではあるものの、珍しく異世界に飛ばされた理由や裏付け伏線とかがなかなかしっかりしていて面白くて、まずその部分からして興味が湧きました。
そして読んでいっても、やはり重要な場面で前触れや伏線、動機づけなどもしっかりしていて、おもしろかったです。
主人公山野光波（やまのみつは）と異世界の少女コレットとのかけあいも面白く、ほのぼのし、心温まる作品だと思います。
ただ、頭脳明晰な部分や先を見通す主人公の力は非常に素晴らしいものがあり、ラノベにしてはかなり筋の通った本格的な部分もあり、そこが一番楽しめました。
まあ、正直この作品自体そこまで人気があるのかわからないけど、普通の小説好きの方が読んでも面白い部分もありますし、表紙から想像するよりも、しっかりとした内容で、終始描かれています。
近々時間があったら1巻から読み直してみたいし、原作の小説の方もみたいと思います。
●ペンネーム： いえぽ
不便でシビアで大変と、現代人がその力量をフルに発揮できる異世界の多くは、非常に面倒を抱えているものです。
しかし本作のミツハは、特に何のデメリットもなく異世界と現代日本を行き来できるようになっているので、その点ではまったく「辛い」感じはありません。
さらに付け加えるならば、ミリタリー好きのお兄ちゃんの影響から、ナイフからスリングショット、そして銃までもを扱うことができるだけでなく、ハードな経験を重ねてきたこともあって、躊躇なく「敵」を「抹殺」することができるなど、多くの異世界転生系主人公と比べても、相当に高能力かつ覚悟が済んでいる感じが頼もしい限りでしたね。
また、内面的に高い能力を持っている一方で外見は可愛らしく、しかも自分と同じような女の子たちに嫉妬したりはせず、むしろ「男目線」で立ち上がれるだけの強さを持っていることもあってか、全体的に作品の熱量が高く、読んでいてグイグイ引き込まれるものがありました。
