駆除人のここが面白い！感想・評価
「駆除人」は投稿小説サイト「小説家になろう」で花黒子先生によって配信されたライトノベル作品で、浅川圭司先生よってコミカライズされたファンタジー作品です。
主人公のコムロ・ナオキは、ごく普通の清掃員兼害虫駆除業者として働いていましたが、ゴミ屋敷の掃除中に不慮の事故で死亡してしまい、何の因果か異世界へ転生してしまいました。
今までいた世界とはまるで違う異世界で過ごす事になった主人公は、駆除人として異世界に生きる事になっていきます。
魔法や剣の腕もからっきしで、魔物と戦うのは無理でも、彼には長年培った害虫駆除の仕事の腕前と知識がありました。
地下に潜む魔物を毒入りの餌で排除したり、駆除人としての知識を取り入れながら魔物退治をしたりしていった彼は、いつのまにか身体に異変を生じさせ、チート能力を身に着けてしまいます。
ギルドから凄腕の冒険者となって仲間と共に様々な事件に関わっていく事となる、さえない男性が異世界で成り上がる冒険ファンタジーです。
読者の口コミ【レビュー・評判】
●ペンネーム： 綾星
日本で亡くなってしまい気づくと変わらぬ姿のままで異世界にいたナオキ・コムロ。
冒険者でギルドでは剣や魔法の才能はないと言われ、日本での経験を活かして清掃兼害虫駆除業者として生計を立てていたはずなのに、地下下水道に繁殖したネズミの魔獣・マスマスカルの大量駆除を前世の知識で作った殺鼠団子で行い、そのマスマスカルの死体を魔物の森に捨てていたのがきっかけで、いつの間にかナオキのレベルは38に！
伝説の勇者のレベルは55というからギルドの受付嬢もビックリ！！！
強さを手に入れても魔物と戦うのはリスクがあると清掃兼害虫駆除の仕事を辞めないナオキ。
魔物を大量する駆除するナオキに冒険者ギルドがお金が払えなくなるなんて場面もあって面白いです。
仕事の最中に捕らえられていた奴隷達を救って魔法学院への入学や仕事の世話をしたり、永く奴隷のメイドとして仕えていた老婦人を解放し港町の親方と巡り会わせたり、セクシーな女剣士や変わり者の魔物研究が好きな貴族のお嬢様と一緒に旅をする事になったり、現実主義だけど面倒見は良いナオキが『駆除人』として色んな街を巡りそこで出逢った人達との交流する、ちょっと変わった心温まる冒険物語が楽しめます♪
●ペンネーム： れこれこ
目が覚めたら、そこは現代とは違う世界。
異世界ものだとチートとか無双とかそういう主人公をイメージしがちなのですが、主人公には剣も魔法も適正がありませんでした。
では、どうやって異世界で暮らしていくのか。それが、害虫駆除です。
主人公は異世界に来る前にも害虫駆除の仕事をしていたので、まさに現世の知識と経験が活かされていますね。
主人公は穏やかで真面目な感じ。
自然に応援したくなるようなタイプの主人公は結構好きですね。
異世界に来たからと色々外しすぎずに、地道に自分に出来るところを積み重ねているところも良いです。
後は、ギルドの受付嬢さんが可愛いですね。
薬屋さんの清掃や地下水道にはびこるネズミ型の魔物の駆除など、
ギルドには色々な依頼があります。スライムの討伐依頼などもあるのですが、主人公には適正がありませんから駆除を選んだり。
もちろん異世界という違った世界のお話なので大変なことはたくさんあるのですが、ゆるく描かれていてなんだかほっこりしてしまう漫画です。
●ペンネーム： TOYA
現実世界で清掃員で害虫駆除をしていた主人公「ナオキ」が異世界に転生します。
転生したのは良いのですが剣や魔法の才能がなく、異世界でも清掃と害虫駆除で生計を立てる生活をしていました。
内容はファンタジーRPGなのですが今までの異世界モノとはベクトルが違くて面白いなと思いました。この時はナオキは平穏な暮らしがしたいのかなと感じました。
そしてねずみ駆除のクエストを受けて何匹殺したか分からないくらいねずみを狩り続けて結果ものすごくレベルが上がってビックリでした。
けどレベル３８だからそこまで凄くないかなと思ったら、勇者でレベル５５と考えると確かに高いかもと思いました。
この後も戦闘する事はなくひたすら害虫の駆除しかやりません。
また色々な害虫を倒した事によりレベルが上がります。
ですがこのスキルポイントも戦闘以外の能力に振るという、やっぱり戦いたくないのかと思いました。
今後の展開がとても気になりますし最終的な目標が見えなかったので、これからも見続けてナオキの心情の変化などを追っていきたいです。
